UPDATE 1-アジア通貨動向(6日)=フィリピンペソが3週連続下落

, 2016/05/06

(内容を更新しました)
[シンガポール 6日 ロイター] – アジア新興国通貨は、大半
が小幅下落している。4月の米雇用統計の発表をこの後に控え、神経質
な展開。
フィリピンペソ は2カ月ぶり安値を付け、今週は0.8
%安と3週連続での下落となる見通し。大統領選を来週9日に控え、新
政権の経済政策に関する懸念が広がっている。
クレディスイスのアジア太平洋地域プライベートバンキングのシニ
ア外為ストラテジスト、ヘン・クーン・ハウ氏は「誰が勝利したとして
も、過去数年間の高い成長率を維持するための財政政策を明確に示す必
要がある」と述べた。同氏は、今年年末までにペソが1米ドル=48.
00ペソまで下落すると予想している。
マレーシアリンギ は今週2.5%下落。負債を抱えるマレ
ーシアの政府系投資会社ワン・マレーシア・デベロップメント(1MD
B)をめぐる懸念が根強い。
ウォン は同1.3%安。豪中銀が3日に利下げに踏み切
ったのを受け、韓国中銀も13日に追随するのではないかとの見方が出
ている。
シンガポールドル は同1.2%安。