NY市場サマリー(17日)

, 2017/11/18

[17日 ロイター] - <為替> ドルが主要6通貨バスケットに対し下落。米債利回り低下や米税制改革実 現を巡る不透明性が圧迫材料となった。 ロシアの米大統領選干渉疑惑を捜査するモラー米特別検察官がトランプ陣営に対し、 文書の提出を求める召喚状を出したとのニュースもドル売りにつながった。 ブラウン・ブラザーズ・ハリマンの新興国通貨戦略主任のウィン・シン氏は「ドルは 全面安となった。対円での下げが目立ったほか、新興国通貨の大半に対しても下落した」 とし、米債利回りの低下が一因と指摘した。 米債利回りはこの日、税制改革の行方を巡る懸念から米株価が下落するなか小幅低下 した。米下院は前日、税制改革法案を可決。上院での審議は来週の感謝祭休暇後始まる見 通しだが、すでに一部共和党議員が反発していることもあり、予断を許さない状況となっ ている。 朝方発表された10月の米住宅着工件数が1年ぶりの高水準となったことを受け、ド ルに買いが入る場面もあった。 NY外為市場: <債券> 米株価が軟調となったことに加え