NY市場サマリー(17日)

, 2018/08/18

<為替> ドルが主要通貨に対して下落。米中の貿易摩擦への懸念が後退する中、安 全資産としてのドル需要が低下したほか、利益確定の売りも出た。 主要6通貨に対するドル指数は0.56%下げて96.107。過去1カ月近 くで最も大きな下落となった。 BKアセット・マネジメントの為替戦略マネジングディレクター、キャシー・リエン 氏は、投資家がリスクを回避する中で、この数カ月は積極的なドル買いが続いたとし、「 投資家は今夏の最後の2週間に向けてショートカバーとポジションの巻き戻しをしている 」と述べた。 米中貿易摩擦の激化を受け、新興国通貨が売られドルが買われたが、来週に予定され る次官級通商協議で対立緩和を期待する声もある。 この日はトルコリラが対ドルで反落し、5%超下落。トルコに拘束されている 米国人牧師、アンドリュー・ブランソン氏の釈放が実現しなければ、米国が制裁を強化す るとの懸念を受けた。 ユーロ/ドルは0.59%高の1.1442ドル。今週付けた13カ月超ぶり の安値から反発している