UPDATE 1-アジア通貨動向(19日)=おおむね小幅高、人民元は当局者発言が支援

, 2018/10/19

アジア新興国通貨は大半が小幅高。利益 確定のドル売りがみられるほか、米中貿易摩擦によるリスクを抑えるた め中国当局が支援策を打ち出す方針を示し、人民元は小幅上昇している 。 人民元は1ドル=6.934元で推移。ただ引き続き2 017年前半以来の安値水準で推移している。 元は週間ベースでは下落する見込み。今年に入ってから6%以上下 げており、心理的節目となる1ドル=7元の水準に近づいている。 インドルピーはドルに対して0.21%高。週間では上昇 する見込み。 シンガポールドルとフィリピンペソはそれぞれ0 .24%と0.21%上昇。 インドネシアルピアは小幅安。週間では5週連続で下落と なる見込み。 インドネシアは大幅な経常赤字に直面しており、ルピアが下落すれ ば赤字幅はさらに拡大する。同国の外為ストラテジストは「ルピアは依 然として下落プロセスにある」と述べた。 マレーシアリンギは0.07%安。週間では4週連続での 下げとなる見込み。 0600GMT