欧州市場サマリー(7日)

, 2018/12/08

<ロンドン株式市場> 反発して取引を終えた。石油輸出 国機構(OPEC)とロシアが減産で合意したことで原油が値を上げ、石油銘柄が買われ た。 ただFTSE100種は週間ベースでは2.73%低下し、2カ月ぶりの大幅安とな った。英国の欧州連合(EU)離脱や米中貿易摩擦を巡る懸念が相場の重しとなった1週 間だった。 英議会は11日にメイ首相の離脱合意案の採決を行うが、可決は難しいとの見方が大 勢だ。否決された場合、英EU離脱を巡る先行き不透明感が長引くこととなる。 米国が原油価格を抑えるように産油国へ圧力をかける中でも、OPECとロシアは減 産で合意。減産量は市場予想よりも多かった。原油高を受けFTSE350種原油・天然 ガス株指数は2.73%上昇した。 一方、衣料品・食品大手のアソシエーテッド・ブリティッシュ・フーズ(ABフーズ )は4.6%下落した。傘下のファストファッションチェーン、プライマークの 11月業績が厳しかったとの発言が不安視された。 ロンドン株