米国株式市場=大幅安、週間では3月以来の大幅な下げ

, 2018/12/08

米国株式市場は大幅安。大手ハイテク株が売られ、主要株価 指数は2%を超す下げとなった。米中貿易摩擦や米金利に対する懸念が市場の動揺につな がり、週間では3月以来の大幅な下げとなった。 S&P総合500種は前週、7年ぶりの上昇を記録したが、今週で全て吐き出した。 米ホワイトハウスのナバロ通商製造政策局長が7日、米中が90日間の交渉期間内に 合意できなかった場合は、米政府は関税の引き上げに動くとの見解を示したことを受け、 米中の貿易関係に対する懸念が高まった。 さらに市場は債券利回りと米金融政策の方向性に注目している。一部の投資家は利上 げペースが従来より鈍化すると予想している。 グリーンウッド・キャピタル(サウスカロライナ州)の最高投資責任者(CIO)、 ウォルター・トッド氏は、通商情勢や米連邦準備理事会(FRB)に対する信頼が揺らい でいるとの見方を示した。 ハイテク株が軟調。S&Pのハイテクセクターは3.5%安となった。ヘルスケア株 も2.5%安。 S&P500