欧州市場サマリー(21日)

, 2019/02/22

<ロンドン株式市場> 反落して取引を終えた。軟調な 業績見通しを示した電力・ガス大手セントリカと防衛大手BAEシステムズ<BAES .L>が落ち込んだほか、ポンド高に伴い国際的な銘柄が売られた。 セントリカは11.7%下落し、16年近くぶりの安値をつけた。英規制当局がガス ・電力価格に上限を設けたことが2019年の業績に打撃を与えるとの見通しが不安視さ れた。 BAEシステムズは7.9%下落した。ドイツ政府によるサウジアラビアへの輸出停 止の動きで、サウジアラビアとの取引に影響が出て業績を左右するとの見方を示したこと が嫌気された。 不動産仲介業のパープル・ブリックスは24.1%急落した。売り上げ目標 を引き下げたことが売り材料だった。 ポンド高はドルで収益を上げる国際的な銘柄の重しとなった。ハモンド英財務相は2 1日、欧州連合(EU)離脱について、EU側と建設的な協議が行われており、早ければ 来週にも修正後の離脱協定案が英議会で採決にかけられる可能性があるとの見通しを示し 、ポンドが買われた。