UPDATE 1-アジア通貨動向(20日)=インドルピー上昇、総選挙の出口調査で与党優勢

, 2019/05/20

アジア新興国通貨市場では、米中貿易摩擦を巡る懸念で投 資家が引き続き慎重姿勢をとる中、インドルピーが1%超上昇した。段階的に実施されて いた総選挙の投票が19日に終了し、モディ首相率いるインド人民党(BJP)の与党連 合が優勢との出口調査結果を受けた動き。 出口調査によれば、モディ首相は、与党連合の議席を増やした上で続投する情勢とな っている。 インドルピーは対米ドルで1.2%上昇し1米ドル=69.36ルピー。取 引時間中としては昨年12月18日以来の大幅な上昇率を記録した。 アナンド・ラティ・シェアーズ・アンド・ストック・ブローカーズの通貨・コモディ ティアナリスト、ルシャブ・マル氏は、大半の出口調査で与党が優勢という結果で「政策 の継続性や安定性が確保される。長期投資家を引き付けるだろう」と述べた。 開票は23日で、出口調査の結果と一致すれば「ルピーはその後数日間に68ルピー に向けて上昇する可能性がある」(マル氏)という。 韓国ウォンは、企画財政省高官の発言が伝わった後、対米ドル