NY市場サマリー(14日)

, 2019/06/15

<為替> 朝方発表された米小売売上高が堅調だったことで、ドル指数が約2週間ぶ りの高水準を付けた。来週に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、米経済が急速に 減速しているとの懸念が和らいだ。 5月の小売売上高は前月比0.5%増。4月の数字は当初発表の0.2%減から0. 3%増へ上方改定された。個人消費がペースを取り戻していることが示唆された。[nL4N2 3L35H] 主要6通貨に対するドル指数は0.53%上昇の97.35と、6月3日以来 の高水準を付けた。 モルガン・スタンレーのアナリストは「米経済は通商問題に起因する向かい風に十分 に対抗できるほど力強いとの見方から、ドルはこれまでのところグローバリゼーションを 巡るマイナスのニュースにむしろ恩恵を受けてきた」と指摘。「他の国では、世界的な輸 入需要、製造業の輸出依存、内需の不足などで通商を巡る緊張の高まりに対する耐性は低 いとみられる」とした。 実際、中国国家統計局が発表した5月の鉱工業生産は約17年ぶりの低い伸びとなり 、貿易問題で