〔マーケットアイ〕金利:国債先物は続伸で寄り付く、大幅な米利下げ幅の思惑は後退

, 2019/07/19

<09:11> 国債先物は続伸で寄り付く、大幅な米利下げ幅の思惑は後退 国債先物中心限月9月限は、前営業日比3銭高の153円58銭と続伸で寄り付いた 。前日の米債高の流れを引き継ぎ、買いが優勢となった。しかし、上値を追う動きは鈍く 、前日終値を挟んでもみ合いとなっている。10年最長期国債利回り(長期金利)は前日 比と横ばいのマイナス0.140%で出合いをつけた。      ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁が18日、早期利下げの必要性を強調したこと を受けて、市場では30─31日の米連邦公開市場委員会(FOMC)でFRBがより積 極的な利下げに動くとの観測が高まった。しかし、その後、米ニューヨーク連銀が、ウィ リアムズ総裁の講演は調査に基づく学術的内容であるとし、次回FOMCにおける政策行 動に関するものではないと説明したことを受けて、大幅な利下げ幅の思惑が後退している 。 市場では「NY連銀による火消しを受けて、市場では利下げ幅が25bpになるとの 見方が強まった」(国内証券)と