米国株式市場=ダウ8日続伸、アップル売られナスダック・S&Pを圧迫

, 2019/09/14

米国株式市場はまちまち。米中通商問題に 進展の兆しが見られる中、ダウ工業株30種は8営業日続伸した。一方、アップル<AAPL. O>の下落に圧迫され、ナスダック総合とS&P総合500種は反落して取引を終えた。 週間では主要株価3指数はそろって3週連続で上昇。また、ダウの8日続伸は昨年5 月以降で最長となる。 アップルは1.9%安。ゴールドマン・サックスによる目標株価引き下げが嫌気され た。 中国は追加関税の対象とする米国製品から大豆や豚肉などの一部農産物を除外する方 針を表明。一連の米中貿易交渉を控え、両国の緊張緩和が進んでいる。 朝方発表された8月の米小売売上高は前月比0.4%増と、市場予想の0.2%増を 上回り、個人消費が底堅いことを示した。 スパータン・キャピタル・セキュリティーズの首席市場エコノミスト、ピーター・カ ーディリョ氏は、アップル下落と米10年債利回りの大幅上昇が「相場への圧迫要因とな り、米中が何らかの通商合意に至るとの楽観的な見方に影を落とした」と指摘した。