〔マーケットアイ〕金利:前場の国債先物は反発、長期金利は上昇と方向感欠く

, 2019/10/23

<11:07> 前場の国債先物は反発、長期金利は上昇と方向感欠く 国債先物中心限月12月限は前営業日比5銭高の154円12銭と反発して午前の取 引を終えた。一方、10年最長期国債利回り(長期金利)は同0.5bp上昇のマイナス 0.135%。英国の欧州連合(EU)離脱に不透明感が増した一方、米中通商協議進展 への期待感が強まるなど、海外の強弱材料が混在。あすの20年債入札も控えていること から、方向感に乏しい展開となった。 あすの20年債入札に関しては、18日の超長期国債買い入れオペで30年の新発債 が外されたことから、「今回発行の20年新発債も、オペ対象から外される可能性がある との不安が強まっている」(国内銀行)という。 一方、「前日公表された9月公社債店頭売買高では、金利上昇局面でも、海外勢や生 保、地銀などが超長期債を買っていたことがわかり、需給面での不安が後退している」( 国内証券)との指摘も聞かれた。 現物市場で超長期債ゾーンは金利上昇。新発20年債は同0