〔マーケットアイ〕株式:前場の日経平均は小反落、買い材料見当たらず中盤から値を消す

, 2020/05/21

<11:45> 前場の日経平均は小反落、買い材料見当たらず中盤から値を消す

前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比11円20銭安の2万0583円95
銭となり、小反落となった。前日の米国株式市場が上昇したほか、国内でも経済活動再開
の動きが見え始めていることから、好地合いを引き継ぐ形で上昇してスタート。ただ、期
待先行の動きとなっており、決め手となる買い材料が見当たらず、上値追いに慎重となっ
て前場中盤から値を消す展開となった。

20日の米国株式市場で主要株価指数は反発して取引を終えた。新型コロナウイルス
の感染拡大を抑制するロックダウン(都市封鎖)措置からの速やかな経済回復や米連邦準
備理事会(FRB)による追加刺激策などへの期待が高まった。

米連邦準備理事会(FRB)が公表した4月28─29日の連邦公開市場委員会(F
OMC)の議事要旨によると、政策当局者は経済の下支えに向けあらゆる手段の活用にコ
ミットすることで一致した。パウエルFRB議長も同様の見解を表明している。