UPDATE 1-米国株式市場=S&P下落、コロナ感染拡大で回復への楽観論後退

, 2020/06/18

米国株式市場はS&P総合500種 が下落して取引を終えた。新型コロナウイルス感染者が増加し、新たな抑制措置実施への 懸念が広がったことで、経済回復の兆しを巡る投資家の楽観姿勢が後退した。 S&Pとダウ工業株30種は序盤の上昇を吐き出し、4営業日ぶりに反落した 。一方、ハイテク中心のナスダック総合は続伸した。 ロイターの集計によると、米国では6州で新型コロナウイルスの新規感染者が急増し 、懸念が高まっている。オクラホマ州ではトランプ大統領の選挙集会を控え、感染者数が 過去最多を記録した。 主要株価指数は上昇して始まった。英国の研究チームは16日、人工呼吸器や酸素吸 入が必要な重症患者にステロイド系抗炎症薬の「デキサメタゾン」を投与したところ、死 亡率が約30%低下したと発表し、世界保健機関(WHO)が新型コロナ治療に関するガ イダンスを更新する方針を示したことを受けた。 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長はこの日、前日の上院に続き下院金融サ ービス委員会で証言を行い、米経済が新