指標予測=11月機械受注は前月比‐7.9%、反動減も緩やかな回復続く

, 2016/01/08

[東京 8日 ロイター] – ロイターがまとめた民間調査機関の予測によると、1
1月の機械受注(船舶・電力を除く民需)の予測中央値は前月比7.9%減となった。3
カ月ぶりの減少となりそうだ。大型受注などのはく落による反動減が主因。設備投資を取
り巻く環境は良好であり、緩やかな増加基調は変わっていないとみられる。
機械受注は14日午前8時50分に発表される。

前月10月の機械受注が10%以上の増加となったことから、11、12月に2桁台
の落ち込みが続かない限り、10─12月期の機械受注が2四半期ぶりにプラスになる公
算が大きい。
このため、民間調査機関は、11月の受注について6─7%の落ち込みならば反動減
に過ぎず、「弱い」との評価にならないとみている先が多い。「設備投資は振れを伴いつ
つも増加方向との見方でよいだろう」(SMBC日興証券)との声がある。

設備投資を取り巻く環境については 「円安定着による国内生産コストの大幅低下、
底堅い企業業績、設備の老朽化進行、超低金利の長期化など、良好さを保っている」(農
林中金総研)との見方が大