UPDATE 1-アジア通貨動向(21日)=おおむね堅調、原油価格の反発で

, 2016/01/21

(内容を追加しました) [シンガポール 21日 ロイター] - アジア通貨市場は、おおむね堅調に推移し ている。原油価格の反発を受け、リスク投資意欲が高まっている。ただ、原油価格が長期 的に回復するとの見方は少なく、上げは限定的となっている。 香港ドル は20日につけた8年超ぶり安値から反発。アジア通貨が全般的に 堅調となる中、香港ドルに対する悲観的な見方が後退した。 マレーシアリンギ も上昇。原油価格の反発で石油・天然ガス歳入をめぐる懸 念が和らぎ、ノン・デリバラティブ・フォワード の上昇に追随してスポット のリンギも買われた。 韓国ウォン はドルに対して一時0.6%高となった。海外ファンド勢によ る買い戻しが支援した。ただ、外国人投資家の韓国株売りが続いていることから、市場関 係者はウォンの一段高を見込んでいない。韓国ウォンはアジア通貨の中でも、年初から下 げが特に目立っている。 インドネシアルピア は外資銀行の買いで上昇。一方、国内企業のドル買いに よる上げは限定的となった。 0445GMT(日本時間午後1時45分