再送-指標予測=12月貿易収支は1000億円の黒字、2カ月ぶり黒字に

, 2016/01/25

(この記事は22日に配信しました) [東京 22日 ロイター] - ロイターが民間調査機関の予測をまとめたところ、 12月の貿易収支(原数値)の予想中央値は1000億円の黒字(前年同月は6655億 円の赤字)となり、2カ月ぶりに黒字に転じた。   輸出の予測中央値は前年比マイナス6.8%。「中国・台湾の貿易統計で日本からの 輸入が増加したので、アジア向け輸出は堅調だろうが、前月一時的に強かった欧米向けの 輸送用機器輸出が反動で弱くなるだろう」(SMBC日興証券)との見方が出ている。   輸入の予測中央値は前年比マイナス16.4%。みずほ総研の坂中弥生・主任エコノ ミストは、「輸出価格が素材を中心に弱含んだことなどから輸出金額が前年対比で減少す るものの、資源価格の下落を背景に輸入金額も大幅に減少する」と指摘した。 12月上中旬の貿易統計では2591億円の赤字だった。輸出は前年比マイナス8. 6%、輸入は同マイナス19.7%となった。                         輸出(%) 輸入(%) 収支(億円)