〔需給情報〕都銀が最大の買い越し主体、海外勢の買い鈍化=10月公社債売買高

, 2017/11/20

[東京 20日 ロイター] - 日本証券業協会が20日に発表した10月公社債投資家別売買高(除 く短期証券)によると、都市銀行が1兆2339億円の買い越しとなった。一方で外国投資家の買い越し額 は8963億円と1兆円を割り鈍化した。 同時に発表された国債投資家別売買高を含めた売買内容をみると、中期国債に対する都長銀の売買は、 4カ月ぶりの最大の買い越し主体となった。市場では「中間期末を経て動きやすくなった銀行がみられたも ようで、5年債を中心に積極的に押し目を手掛けた可能性がある」(証券)との見方が出ていた。 外国投資家は国債の買いが鈍化し、中期国債の買い越し額は6月以来の低水準になった。外国投資家の 売買について、みずほ証券・マーケットアナリストの稲垣真太郎氏は「衆院選挙への警戒が一部であったよ うだ」との見方を示した。 短期証券を除いた公社債投資家別の売買高は以下の通り。                   (単位:億円、▲はマイナス) 売付額(A) 買付額(B)