〔マーケットアイ〕金利:国債先物は8日ぶり反発で引け、長期金利は変わらず

, 2019/10/23

<15:05> 国債先物は8日ぶり反発で引け、長期金利は変わらず 国債先物中心限月12月限は前営業日比7銭高の154円14銭と8営業日ぶりに反発して取引を終え た。ただ、10年最長期国債利回り(長期金利)は同変わらずのマイナス0.140%。英国の欧州連合( EU)離脱に先行き不透明感が増す一方、米中通商協議進展への期待感が強まるなど、海外材料は強弱混在 。あすの20年債入札を控えていることもあり、取引は低調で方向感に欠ける展開となった。 英下院は22日、EU離脱協定関連法案を3日間で迅速審議するための議事進行動議 (プログラム動 議)を否決。ジョンソン首相が目指す10月31日付での離脱はほぼ不可能になった。「ブレグジットは秩 序ある離脱に向かっているようだが、すぐには決まらないことになり、リスクオンには至らなかった」と、 岡三証券の債券シニア・ストラテジスト、鈴木誠氏は話す。 一方、中国外務省の楽玉成次官が22日、中国と米国は通商協議で一定の進展を果たしたとし、米中が 互いに尊重し合