UPDATE 1-アジア通貨動向(13日)=総じて軟調、米中貿易協議の不透明感で

, 2019/11/13

アジア通貨は総じて軟調。米中貿易交渉 を巡る先行き不透明感を背景に投資家のリスク選好度が低下している。 トランプ米大統領は12日、ニューヨークのエコノミック・クラブ で講演を行い、米中の「第1段階」の通商合意が間近であると表明した が、協定署名の日時や開催地などには一切触れなかった。また、中国が 米国と妥結しない場合、中国製品に対する関税を大幅に引き上げると警 告した。 中国人民元は一時0.3%下落し、1週間ぶり安値の1 ドル=7.027元。 韓国ウォンが一時0.7%下落し、約2週間ぶり安値。 アジア通貨の下げを主導している。 ウォンは今年アジア通貨で最大の下げを記録している。韓国経済は ハイテク輸出への依存度が高く、貿易摩擦の影響を受けやすい。 韓国の政府系シンクンタクは13日、中銀に一段の利下げを要求。 今年と来年の経済成長・インフレ予測を下方修正した。韓国中銀は今年 2回の利下げを実施している。次の政策決定会合は11月末。 フィリピンペソは下げ渋る展開。ロイター調査によると、フ ィリピン中央銀行は1